2007年04月04日

Far Cry 私的展開

新手のプロデューサーのお陰だろうけど、音の色合いが今までに比べてガラリと変わっていることに驚いた。
そして、この曲を聴いているとRUSHの「まさか・・・」を予感させなくもない。

聴いてみて不思議な新しさを感じていました。
何度か聴いて覚えたことは、出音のバランスと解け合わせ方が今までに無いパターンであるということ。

「何だろう」を携えて聴きこむと最初に印象的だったのはバスドラの音がタイトで大きいということ。(マイク・ポートノイっぽくもあり・・・)

次にハイハットのトーン処理が今までに比べて軟質で音圧が薄いこと。
ニール師匠の13インチハイハットは、音程が高いその特徴からパーカッシブに使われることが多くて、アクセントフレーズでその気持ちよさを発揮します(Time Stand Stillの7拍子で奏でられる間奏などは好例)。

通常の14インチに比べて減衰が早くオープン→クローズの反応(音のキレ)が高速なのはニール師匠の好みでしょうし、駆使の仕方はニール色と言っていいかもしれません。

軟質というのも説明が難しいのですが、この「FAR CRY」においては、録音マイクの立て方すらいつもと違うのではないかと思えなくもないです。ハットの打面に対して大きな角度(感覚的には垂直に近いような気もする)で音を拾っているように感じるのですね。

今までのオープンからクローズへの移行音はもっとトレブリーで、「シャー」という摩擦干渉音が、オーバードライブさせたギターのように1つの音色になっていました。
新曲ではそのザラつき感が少なく、柔らかい音になっています。


しばらく聴き続けるとバスドラが大きいのではなくて、バスドラを除くドラム全体がアンサンブルの中に溶け込んでいる感じです。

フィルイン時には全体音の中からタムが湧き上がるように姿を現しますよね。まるで穏やかに波打つ水面から突然と白波が立って、元の水面に戻っていくかのように。

・・・
この曲を聴くと「念入りにミックスダウンされているな。」と唸ります。今まで以上にというべきでしょうが、どこか質が違うように思えるのですね。

アルバムのリスト(曲名群。期待膨らむタイトル満載・笑)とジャケットデザインを見ると「まさか」ついに曲によってアンサンブルアプローチが異なっているアルバムになっているかもしれない、とそんなことが頭をよぎる「Far Cry」です。

(歴史からすればあり得ないのですが、RUSHの変化はいつもファンの予想を超えています。そんな私的な期待と言えばいいのでしょうか。カッコいいだけでなくこんなにも洗練されていて、3人の十八番プレイが余さず織りなされている曲に胸躍らないわけがありません。来るぞ強烈なRUSHが、と)
posted by snowdog at 07:45| Comment(2) | TrackBack(0) | Snakes&Arrows | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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