強烈なリフの重合。怒涛の展開と相まってAlexの夢の世界へ引きずり込まれます。
而して、訳解らないインストで何故に人気が高いのか
昨日の投稿に記しましたように意識的な楽章の積み重ねによって構成されています。
(・・・これについては、後から「洒落」で付けた感も否定できませんが)
インスピレーションについてはAlexの夢が具現化されていると一般に言われています。確かにAlexの担う役割が多い曲。
冒頭のアコギ導入から全編に渡ってギターの牽引力がモノを言っています。
ソロ部と思われるものが冒頭を入れて3回出てきますのでギター弾きにとっては勉強になる内容でもあります。
中間部1回目のソロはバイオリン奏法や歪みの深みを途中で切り替えるなど、叙情的、感情的アプローチ。
2回目は、ヘンテコラインとフレーズで不安定というか酔っ払ったような(いっちゃった)旋律が楽しめます。
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このヘンテコソロパートの前で繰り出されるGeddyとNeilの息の合ったユニゾン&掛け合いが壮絶です。
Geddyの「下り上がりフレーズ」がJazzyでもあり、NeilもJazzっぽいフィルやパターンをぶつけて2人して「やってるな?」という風で楽しめます。
(「下り上がりフレーズ」とは運指が下降で弦移動が上昇する稲妻状の音階になるプレイ、ロッカーには結構苦しい^^)
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語れる曲でもないので、まずはお聴きいただくことをお奨めします。
前記事で触れましたが「No Punchな曲」(継ぎ接ぎなし)であること前提に。息が止まり気味になりますのでご注意ください。
この曲のコピーに臨むフォロワーバンド(プロアマ問わず)は多いです。
なぜか?
やはり、一発録りによるオフィシャル音源から強力なエネルギーが伝わる仕上がりになっているからだと思うんです。
呼吸を感じるんですよね、曲から・・・
挑戦したくなるような難易度の高さというだけでなく、メンバー一丸となってやり切りたい(いわんや一丸とならないと出来ない)というプレイヤー魂をくすぐるんですよ、この曲は。
難易度の高い楽曲ではありますが、個個のテクニカルな再現がどうのというよりも、個個の重合振りがこの曲の肝だということを感じてるからだと・・・
カバーバンドのLa Villa Strangiato を何度も見聴きしましたけど、どのバンドのものも、カッコよく決まろうが少々コケようが最後のドラムとベースのキメが終わると「おー!」と声を上げずにはいられません。
一緒にラヴィラってしまうという魔力を持っている曲なのです。
Exit...Stage Left(神話大全)のLa Villa Strangiatoも強力にお奨めします。
いや、こっちからいくのもまたよし。
2005年03月17日
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