自然科学とは何だろう。何故にまんま「自然科学」というタイトルなんだろう?
科学とは「科」の「学」ですから体系的な学問の固まりで、字引によれば「実験や観察に基く経験的実証と論理的推論」に基き「特定領域に関する法則的認識」を目指すとされています。対象によって分類され、自然科学もその一つ。限定的な使い方では自然科学を指すとも言われます。
では、自然科学とは?
幾つかの字引に共通する文言で束ねてみると・・・
自然を対象とし観察、実験を実践し客観的で合理的な法則を探求し導き出す科学である。
ということになります。
そこには因果的な伝播・伝導があるという根本があるわけで自然界の動的な関係に流れる何かの「解」というか「正体」を、あるいは「表現」の「奥底」を辿る科学であると言ってもいいかもしれません。
RUSHの「Natural Science」は3楽章から成っています。
1.Tide Pool
2.Hyperspace
3.Permanent Waves
各章の中身は詩のレビューに残しておくとして各章のタイトルについて余談をしておきます。
Tide Pool は「潮溜り」。海岸線の岩礁のくぼみにできた水溜りですね。磯に行くとついつい覗き込んでしまう方も多いことでしょう。その可愛らしい小宇宙ぶりから(あるいは隔絶されたコロニー風情から)比喩に用いられることもしばしば。
hyperspace は物理学の使い方では「多次元」という意味です。数学の使い方では四次元以上の空間を指す「超空間」という意味です。この辺はちゃんとしたものを読まないと解らないので後述します(予定)。
Permanent Waves・・・
これ、難しい。詩を読んでからでないと解らないですね。アルバムタイトルでもあります。前後感からすると今時点では「無限波動」と・・・しておきます。
とてもタイトでドラマチックな楽曲。何が込められているのか・・・
2005年06月13日
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