2005年06月16日

西欧近代文化史への迷走

今日は休日につき書店行脚をしたのですが、目当ての本が見つからずたまたま購入した本を一気読み。
頭の中のキーワードが突然一つの笊にあけられたような気分です。昨今、拙ブログのお陰で書店で衝動買いをすることが多く、まだ読んでいませんがヘミングェイの「武器よさらば」とかも手付かずで置いてあるわけです(A Farewell To Kingsがらみ)。

今日は Hyperspaceに関する本を物色しにそこここ歩いたんです。目当ての本は決まっていて潮で発注すれば手に入ることは解っているのですが折角の休日なので読みたいなと・・・
無かったので似た感じの本を探しに新書コーナーでウロウロしてたんです。
飛び込んで惹き付けられたのは講談社現代新書(この背表紙の派手な色分けはどうにかならないのか?)の棚にあった「フリーメイソン」という本。

実はPresto のAnagram(For Mongo)をレビューしていた時にかすめたんですね、フリーメイソンというキーワード。
レビューにも記しました通り宗教に関する内容であろうと締めくくったわけですが、歌詞中に出てくるRoseという言葉を掘り下げていて薔薇十字団(17世紀ルネッサンス期に興った神秘主義結社)というキーに当った。レビュー当時はあまりにも突飛過ぎて素通りを決めたわけです。フリーメイソンの前身である(とも言われている)ということだけを頭に残しながら・・・フリーメイソンは宗教ではありませんが・・・

それがあって、つい買ってしまったのですが
お陰で忘れていたことを思い出させてくれたということと、これからのレビューの介助になりそうな内容で驚いた。(本書の余談は気が向いたら後述します・・・)

思い出したというのは、Hemispheresレビュー中にニーチェの「悲劇の誕生」を探しに古本屋巡りをしていた際、ふとマーク・トェインの「人間とは何か」という本を買ったこと。勿論、RUSHがらみで手を伸ばしたわけです、Neil氏が彼の作品を読んでいることからですね。
ハラハラとページを繰った私の目に飛び込んできたのは「自由意思」という章タイトルでした。
おお!っとこれはFreewillのレビューをする時に役立つかもしれないと思ったわけです^^。
しかし当時まだHemiレビュー中につき途中まで読んで放っておいたんですね・・・
(阿呆なことに過日レビューし終えてますよ!読まないままFreewill。ハハハ)

で、今日買ってきた本にトウェイン氏がフリーメイソンであったことが書かれていて閃光が走った。
読みかけの「人間とは何か」を思い出したわけです。それでカッコ悪くも先にあとがきだけを失礼したんですね、「フリーメイソン」読書中ですし・・・

そしたら、晩年のトウェイン氏が決定論的人間観にとりつかれていた(この「人間とは何か」という作品もそうです。決定論者の老人と自由意思を主張する青年との対話形式による創作エッセイのような不思議な著作です)、と書いてあったのです!・・・過日のレビューで決定論者の言い分がふんだんに盛り込まれていると解釈しましたが何がし関係があるように思えてきました。(しかし、何で忘れてたんだろう)
思い入れ、思い込みは厳禁ですが、さっさと「人間とは何か」を読みたくなってきました。そして、本作を小説化したと言われている「不思議な少年」も発注することにします。

それと、本作「フリーメイソン」には幾つかの(私が勝手に引っかかる)キーワードが出てきます。
ベンジャミン・フランクリン(彼もフリーメイソン)の「自由と必然 快楽と苦痛について」という著作名(これ翻訳されてるのかなぁ、読みたいな)。
pleasure and pain という言葉は、同じくPrestoのScarsに出てきます。

他にもキーワードとして自然科学(!)との関係が述されていましたし、理神論という聞き慣れない考え方も興味深かった。

誤解ないようにお断りしますと、Neil師匠はフリーメイソンに違いない、という訳の解らないことを申し上げたいのではありません。どうでもいいことですし。
タイトルに記しましたように18世紀以降の西欧文化変遷で生まれた「神から人間への視点転換(実際にはぐるっと回って神に辿りつくのですが)」が近代化を進めたことと(そして自然科学はその転換に重要な位置を占めているのです)、これからはどう進むのか、進むべきなのか、そんなことがNeil師匠の詩の中に込められているように「少し」思えるような本でした。

(余談)
Freewill追走せねば・・・
(余談)
そう言えばペンタグラムってフリーメイソンのシンボルだよな、とか憶測をしない方がいいです。
ヤコブの梯子もそうですが、宗教的な「生命の樹」としての意味があるのも確かですが、象徴とは仮像であったり比喩であったりすることが多いですから。
ペンタグラムの持つ意味はフリーメイソンが持ち出したように調和です。錬金術師たちもグノーシス主義者も考えるところは同じです。誰が書き始めたか判らない星型に象徴性が自由にあるだけのことでありますから・・・
posted by snowdog at 01:02| Comment(5) | TrackBack(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
snowdogが、一気などを購入しなかったよ。


Posted by BlogPetの「Punon」 at 2005年06月17日 17:01
Musical Baton というのが回って来ましたので TB してみました。本文と関係なくてすいません。

相変わらず濃い内容で感心します。
フリーメイソンというとモーツァルトを思い出します。興味津々です。
Posted by モコマキ at 2005年06月19日 02:34
いえいえ、全然構わないですよー。

・音楽ファイルの容量・・・不明(不精ですみません)
・最後に買ったCD・・・記憶にあるまともなものは 「夢の丘」/KENSO
・今聞いている曲・・・Natural Science/RUSH
・特別な思い入れ5曲・・・んー敢えて猛攻外しするか
 1.Hemispheres/RUSH(無理だぁ)
 2.Bohemian Rhapsody/QUEEN
 3.You're like a doll baby/JL&C
 4.39/QUEEN
 5.Sunday Bloody Sunday/U2

結構面白いなTBしてみよかな・・・

偶然にも会社近くの劇場でモーツァルトの「魔笛」やってるんですよね。見ちゃおうかな、勢いで。
(この魔笛のテーマはフリーメイソンの儀式を模しているそうです)
Posted by snowdog at 2005年06月19日 22:14
どうもです。
>「夢の丘」/KENSO
え〜凄いものを!結構好きです。
>この魔笛のテーマは…
そうなんですか。

なんかコメントを入れてみると面白い話が聞けました!
Posted by モコマキ at 2005年06月20日 01:09
おお、KENSO好きですか!
自由闊達で縦横無尽でヘンテコという(RUSHとも通じる)点で嗜好をくすぐられるFavなバンドです。
今度の日曜日、クラブチッタに生KENSO見に行きますです。

KENSO好きという人に初めて会ったかもしれない・・・
Posted by snowdog at 2005年06月21日 08:30
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