2004年09月01日

Subdivisions(楽曲)

変拍子を感じさせない恐ろしいまでに計算されゾクゾクする展開。

ん〜 実はイントロとA〜Cまでの歌パートのかたまりは同じコード展開なのに、
微妙に拍子を入れ替えて不思議なバランスで作られています。揺れる感じが心地よいです。

つまり イントロのAパターンが7拍子、Bパターンが8拍子
     歌が入ってからのAパターンが8拍子、Bパターンが7拍子

そしてサビと展開の間奏は延々と6/4で走りきる(わ
この6/4も凝っていて、普通3拍子というと寸足らずな感じになってしまうところですが(コード自体は3拍でチェンジしています)、ドラムパターンをつまり6拍子でアレンジしていて、その寸足らずを打ち消すように構成されている訳です。

また効果的に変幻させている個所はサビの2番直前「・・・OR BE CAST OUT !」のアクセントが
4/4+2/4 になっている部分です。この「ドン、ドン」という強調はUKロック等で散見される王道です(爆)。
サビの後半ではドラムのビートを半分にしてドライブ感を出しています。

同じ6拍子なんですが、この辺にもソツの無さを感じます。

7/4、6/4と4/4の美しい組合せは前作MPで創出した名曲「LIMELIGHT」からの発展系であると思います。本人たちもこのアプローチが気に入ったのでしょう、二番煎じにならないようにかなり練りこんだと感じます。秀作です。ハナマル!

■ベースが鼻血なところ
サビAパターン展開直後のフィルインフレーズその1、その2

■ギターで唸るところ
サビ前半で延々と同じアルペジオを繰り返すところ、何故かサビの頭3拍までそれを引きずっていること。

■ドラムを拝むところ
イントロ全小節(特にハイハット、ライドの交互打ち、ブレークでのフラム打ち)
posted by snowdog at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) | Signals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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