珍しいシャッフルのり。アレックスのギターはジャズピアノ?ドラムの軽快なフィルインから始まり、一気に分厚い弦楽器のハーモニーに展開するところが鳥肌。
アレックスの不安定ボイッシングコードが気持ちいい。乱暴とも思えるかき鳴らし方もサビのスカスカ感を際立たせる役目を存分に発揮している。ブラッシング(恐らくネック上でピックを縦にして弾いているのでは・・・)しながらジョワジョワさせるところもカッコいい。
ゲディのベースは3連リズムに得意の跳ねるような符割を織り交ぜてシャッフルのいなたさを封じ込め、所々繰り出す短いグリスでグルーブ感を増強させている。といういうよりも「粘って」いるという方がいいのか。ボーカル部のバッキングでは全体的にベースラインを低音域で集めてジワジワとした雰囲気を出して、展開から第2コーラス目からは全体のリズムに合わせて荒々しくランニング。ブリブリ感満点でごちそうさまです。
この曲におけるギターは、コード感というよりも響きの干渉を前面に出したピアノのようだ。鍵盤上で両手が近づいている感じの和音。
アレックス得意の開放弦を駆使したテンションコードの危うい響きとしっかりと、支えるベースと暴れるベースの抑揚が絡み合って不思議な圧力をかけてくる曲だ。
■ベースが鼻血なところ
ボーカルAメロのブリッジでの大暴れぶり
■ギターで唸るところ
サビのコードワーク・・・かな、全体的にカッコいい
2004年09月07日
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