2008年02月23日

2112:Presentation

主人公は「さぁ、いかがですか?この素晴らしい芸術は!」と満悦に演奏を終えるのですが、そこで待っていたものは・・・





端書全文
'...In the sudden silence as I finished playing, I looked up to a circle of grim,expressionless faces. Father Brown rose to his feet, and his somnolent voice echoed throughout the silent Temple Hall...'

'...Instead of the grateful joy that I expected, they were words of quiet rejection!
Instead of praise, sullen dismissal. I watched in shock and horror as Father Brown ground my precious instrument to splinters beneath his feet...'

謙遜し、
「ええ、このような謁見が普通じゃないことは自分でも解っています。
しかし、私は古の奇蹟を見つけたのです。そしてあなた方に知っていただくべきだと考えたのです。」
と説明する主人公。

生命感あふれる音楽というものの素晴らしさを真摯に伝えようとしますが、司祭たちの反応は彼の想像とは真逆のものであった。

「ああ、もちろん知っているとも、何ら新しいものではない。
我々はその古ぼけた手法なぞ必要とはしていないのだ。
世の中須らくちゃんと動いておる。
そのガラクタこそが古人を破滅させたものなのだ。
そんな馬鹿げた直情的な思いは忘れるがいい。・・・

そして

It doesn't fit the Plan!」



・・・
対話形式で表現されるこの楽章は全体の中の重要なポイントになっています。
殊勝な雰囲気で楚々と演奏される主人公の心情表現部分に対して、司祭たちの冷たく厳しい返歌は荒々しい「聞く耳を持たない」傲慢さが表現されています。

主人公は再度、真摯に続けます。
I can't believe you're saying
These things just can't be true
Our world could use this beauty
Just think what we might do
Listen to my music
And hear what it can do
There's something here as strong as life
I know that it will reach you

すっかりこの音楽に心頭してる主人公は「なぜ、この素晴らしさが解らないのか。」と混乱しつつも更に伝えようとするのです。

しかし、司祭たちは
-----
これ以上、我らを煩わすでない。
我らには、やるべき仕事があるのだ。
人並みに生きることだけを、考えていればよい。
そんなものが、お前に何の役に立つというのだ?

(Sarieさん訳)
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この曲の歌詞で唸るのは
主人公が「ancient miracle」といい
司祭たちが「ancient ways」と切り返し
司祭たちが「The world is doing fine」と諭そうとすれば
主人公が「Our world could use this beauty」と切り返す。

つまり、互いに捩れた交点は持ってはいるのだけれども為政者たる司祭たちは権力保全のために自らの範疇を侵すだろう価値観を封殺しようと詭弁を使って押し返し、主人公も自らの信念的感性を以ってその政策に無垢にぶつかっていくところが巧く表現されています。

主人公が見つけたものは唯の Another toy だったのでしょうか。
posted by snowdog at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 2112 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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