2008年04月01日

Passage to Bangkok(1)

no1.gif初めて聴いたときから、登場する地名に脈略が無いように思えていたのは私自身の地理的無知が原因なのだろうと思う。
この曲についてふと思い立って歌詞の通りに「点と線」してみることにしました。


神話大全バージョンが(映像はありませんでしたが)「スタジオアレンジより数段上を行くカッコよさだな。」と、2112を初めて聞いたときに思ったことを憶えています。ハハハ^^;

Geddyが間奏でギターを弾くという役割をもった当時のライブステージ構成上大事な曲でもありました。
S&A TOUR のアンコールにセットされたこの曲、ライブアルバムの発売が待ち遠しいばかりです。



さて、思い出と願望はこれくらいにしてバンコクに出発してみましょう。
まずは1番の歌詞に沿って旅を始めます。

歌詞ーーー
Our first stop is in bogota
To check columbian fields
The natives smile and pass along
A sample of their yield
Sweet jamaican pipe dreams
Golden acapulco nights
Then morocco, and the east,
Fly by morning light
ーーー



■表記説明
FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
出発空港/便名/出発時刻/到着空港/到着時刻/経由地/経由便名

便名はキャリアコードと便番号からなっています。
空港コードがどこを指すのかは説明を読んでいただければ判ると思います。
YYZは説明不要ですよね?^^
到着時刻は最初の便から経由地で別の便に乗り換えて到着できる最終目的地の時刻です。


それでは出発です。
詩にはありませんが、当然出発点はトロントと仮定しました。

最初の目的地はコロンビアのボゴタ。直行便はありません。
航行時間の一番短い組み合わせのアメリカン航空を使ってマイアミ経由で向かうことにします。

FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
YYZ/AA0914/7:20/BOG/16:59/MIA/AA1562


次の目的地ジャマイカまでがボゴタから近そうで遠く、ここも直行便が運行していませんのでパナマ経由でジャマイカのノーマン・マンレイ空港を目指します。

FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
BOG/CM0640/9:05/KIN/14:14/PTY/CM0418


さて次はジャマイカからメキシコのアカプルコへ移動です。
ここも見た目には近いのに直行便の運行がないのでジャマイカのもう一つの国際空港モンテゴベイ、ナルド・サングスター空港からカンクンを経由して一旦メキシコシティ空港へ移動します。

FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
MBJ/TB0310/17:25/MEX/21:45/CUN/MX0310


メキシコシティからアカプルコまで国内線を使って空路約1時間で移動が可能です(東京〜大阪くらいですね)。
FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
MEX/AM0315/10:00/ACA/10:55/-/-


アカプルコからは1番の歌詞最後の目的地「モロッコ」へ向かいたいのですが、これがまた簡単には移動させてもらえず、一旦メキシコシティまで引き返して北米のケネディ国際空港経由でモロッコのムハンマド5世国際空港へ向かうことにしました。


なぜなら・・・


ここではMorning lightな時間帯のフライトを予約することが重要ですから、
前日にアカプルコから移動済みで翌朝の便を利用します。
更にMorning lightが出発地点なのか、到着地点なのか不明なため、メキシコを朝出発してモロッコに朝到着する便を選んでみました。

FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
ACA/AM0304/11:35/MEX/12:35/-/-

FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
MEX/AA8212/10:10/CMN/07:45+1/JFK/DL7849


さて、楽曲的にはここでサビが展開します。
私的には「詩の物語(想像上の紀行文)は2番まで連続している。」と思っているので、バンコクがここで一足早く登場することにあまり意味は無いと考えています。

あくまでも旅の目的地はBangkokとして更に東へ移動を続けます。



(余談)
これは2008年現在のTimetableで作成しているわけですが、30年近く前の航空情勢がどうなっていたのか確認することは(今となっては)困難です。
現代版Passage to Bangkokとご理解ください。

・・・
それにしても、中米界隈は色んな国があるのは知っていますが(政治、政情、国交等々)、近そうに見えて移動がけっこう大変なんだなと感じました。


冒頭の画像は1番の歌詞の航跡です。
トロントからモロッコまでのvaportrailですね。
posted by snowdog at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 2112 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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