昨夜、一気に本編を見ました。
すげーこれ。
CDが先行発売になった意図もなんとなく頷けます。
細かいネタバレ的感想は後日に譲るとして2点だけ。
(1)音について
音質とミックスが「半端ねぇ」です。
CDとDVDの発売の時間差はかなり意図的だと想像します。
ドラムの生音感、ベースの音圧と生々しさ、ギターのハム然とした乾いてるのに艶やかな音色、
そして全体のバランス。
これライブ会場のノリです。紛れもなく。
見終わってVTツアーのライブを体験した時と同じような「心地よい疲れ(あるいは(放心)」に襲われました。
それくらい音の迫力と鮮明さが凄いです
意図的だと思うと言ったのは、
RIRはある意味、当日のトラブルもあって「一発録音」の荒さが一種の売りで、
(復活の記念碑的な映像でもあるので、その「荒さ」がRIRの持ち味とも言えます)
続く、R30はライブショーとしてのドラマ性に重きがあったように思うんですね。
出音の感じも「A Show Of Hands」ライブと似た感じで、基本ラインに薄くホールトップの音を混ぜつつもサウンドボードの質感で再現されてました。
で、今回のSnakes&Arrows Liveですが、CDを聴いた時に直感的に「現代版 神話大全」みたいだなって思ったんですよ。
(個人的には昔のライブアルバムのホール感が好きなのでハードリピートしてしまってます。笑)
そしたら、何と!!
CDと違うじゃないすか!DVD!
DVDの方が数段、迫力もニュアンスも良質になっています。
感じとしてはライブ会場のメインスピーカー状態と言えばいいでしょうか。
ちょっと押し合いへし合いしてるんだけど、個々の粒はしっかりミックスされて全体の音圧をマックスにしたような感じ。
とにかく凄い!!
これはメンバーの創意が相当働いていると思うんですよ。
このDVDは今までと違う感じで行こうぜ!って
だから、CD発売より後発にしたのは、CDミックスをベースに更にライブ感を出すための更なるミックスダウンとイコライジングに時間をかけたかったのではないかな、と。
RIRも、R30もCD制作されていますが、いずれもDVDと音のバランスとかは変わりません。
ここでいっちょやったるか!って気概があったのではないか、と想像してます。
個々の演奏能力の凄みも細かいところまで聞き取れますしね・・・
(2)映像
RIRはソースを思う存分突っ込んで、ちょっと急がし目のカット編集がされてて、
R30はステージ全体の進行を伝える演出だったと思うのですね、ドキュメンタリー映画みたいに。
このSnakes&Arrowsはライブ感重視で、カットのスピードが割りとゆっくり目で、
正にライブ会場での目移り程度にバランスされています。
つまり、アンサンブルに没頭できる自然な感じ・・・
カメラワークや画面における人物の大きさの割合とかが、
Front Row(最前列)で見てるかのように演出されていると感じました。
「神話大全」的な部分と全体のバランスを更にドラマチックに切替えて絶妙な進行です。
(これわざと「神話大全」と同じカメラワークやフレーム抜きしてるかも、パロディみたいに。っていうカットが実際にあって笑ったりしましたけど。タムの裏側からNeil師匠を撮影するとか^^)
(1)+(2)=RUSHのコンサートそのものを楽しめる
そういうことです。
このDVDは迷うことなく体験しましょう!!
あー!これライブハウスとか借りてデカイ音で見たいな!!
限りなくRUSHのライブを疑似体験できると思うよ。
10人くらい集められないかな・・・
いや、10人と言わず(笑)
mixiにトピ立てるか!
それにしてもGeddyのプレイはんぱね(@@;)
絶対見た方がいいよ、これ。まぢ