2008年04月04日

Passage To Bangkok(2)

2番の歌詞ルートバンコクへ旅の続きです。

歌詞---
Wreathed in smoke in lebanon
We burn the midnight oil
The fragrance of afghanistan
Rewards a long days toil pulling into katmandu
Smoke rings fill the air
Perfumed by a nepal night
The express gets you there
---

2番の歌詞の最初の訪問地はレバノンです。
モロッコから東に向かいながらベイルートのラフィク・ハリリ国際空港に向かう直行便はありません。
midnight oil という表現が詩の中に出てきますので、東向かう中継地として夜中に到着するトルコのイスタンブールを選んでみました。

FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
CMN/AT9400/13:10/BEY/01:15+1/IST/TK1228

次の目的地はアフガニスタン。カブール国際空港を目指します。
・・・ここもまた直行便の運行はなく、緊張する中近東、安全を祈りながらアラブ首長国連邦のエミレーツ航空を利用してドバイでトランジットです。
そのまま乗り継ぐフライトは無く、1泊してドバイのKam Airという航空会社を利用してカブールに向かいます。

FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
BEY/EK0958/10:50/DXB/15:00/-/-
DXB/RQ0006/07:30/KBL/10:30/-/-

さて歌詞2番の最後の訪問地ネパールのカトマドゥに行きましょう。
・・・がここでも直行便はありません。
近づきながらネパールを目指すためにインドのデリー経由で向かうことにしました。経由便も同じindian airlinesで接続できます。

FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
KBL/IC0844/10:50/KTM/12:40/DEL/IC0813


遠いですね。カトマンズ^^;


さて、ここからは小生の推測で旅が続きます。
ネパールから如何にしてバンコクに向かったのか・・・

重要な条件は列車に乗ってバンコクに向かうことです。
ネパールから更に東に向かえばタイ方面なのですが、タイの手前で航空機を降りて列車に乗るとするとタイ北部のチェンマイしかありません。

しかし、ネパールからチェンマイに乗り入れる航空便は無く、経由しようとするとバンコクが一番都合がよくなってしまい、これではわざわざ列車に乗るためにバンコクからチェンマイに向かうことになってしまいます。

よって、snowdog的旅路として、マレーシアのクアラルンプールまでネパール航空の直行便を使って、そこからマレー鉄道、タイ鉄道を通る北上列車ルートでバンコクに向かうことにしました。


FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
KTM/RA0415/11:30/KUL/06:05+1/-/-

ここまできたら、どうせならオリエント急行ですね!
Eastern & Oriental Express でペナンやカンチャナブリを観光しながらのんびりと向かいましょう。

Kuala Lumpur - 21:25
Butterworth (for Penang)
Guided tour of Georgetown 08:45 11:00
Kanchanaburi
Guided tour of River Kwai 09:20 11:25
Bangkok (Hualampong station) 14:45

さぁ、やっとバンコクに到着です。
サビの登場。

Were on the train to bangkok
Aboard the thailand express


けっこう楽しい旅でした。
というか、ここまで来たら日本はもうすぐですよ!Geddy、Alex、Neil!
機材を携えて是非にご訪問ください。武道館は押さえておきます。



最後に全ルートの画像です。


歌詞を結んだ全ルート



posted by snowdog at 17:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 2112 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月01日

Passage to Bangkok(1)

no1.gif初めて聴いたときから、登場する地名に脈略が無いように思えていたのは私自身の地理的無知が原因なのだろうと思う。
この曲についてふと思い立って歌詞の通りに「点と線」してみることにしました。


神話大全バージョンが(映像はありませんでしたが)「スタジオアレンジより数段上を行くカッコよさだな。」と、2112を初めて聞いたときに思ったことを憶えています。ハハハ^^;

Geddyが間奏でギターを弾くという役割をもった当時のライブステージ構成上大事な曲でもありました。
S&A TOUR のアンコールにセットされたこの曲、ライブアルバムの発売が待ち遠しいばかりです。



さて、思い出と願望はこれくらいにしてバンコクに出発してみましょう。
まずは1番の歌詞に沿って旅を始めます。

歌詞ーーー
Our first stop is in bogota
To check columbian fields
The natives smile and pass along
A sample of their yield
Sweet jamaican pipe dreams
Golden acapulco nights
Then morocco, and the east,
Fly by morning light
ーーー



■表記説明
FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
出発空港/便名/出発時刻/到着空港/到着時刻/経由地/経由便名

便名はキャリアコードと便番号からなっています。
空港コードがどこを指すのかは説明を読んでいただければ判ると思います。
YYZは説明不要ですよね?^^
到着時刻は最初の便から経由地で別の便に乗り換えて到着できる最終目的地の時刻です。


それでは出発です。
詩にはありませんが、当然出発点はトロントと仮定しました。

最初の目的地はコロンビアのボゴタ。直行便はありません。
航行時間の一番短い組み合わせのアメリカン航空を使ってマイアミ経由で向かうことにします。

FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
YYZ/AA0914/7:20/BOG/16:59/MIA/AA1562


次の目的地ジャマイカまでがボゴタから近そうで遠く、ここも直行便が運行していませんのでパナマ経由でジャマイカのノーマン・マンレイ空港を目指します。

FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
BOG/CM0640/9:05/KIN/14:14/PTY/CM0418


さて次はジャマイカからメキシコのアカプルコへ移動です。
ここも見た目には近いのに直行便の運行がないのでジャマイカのもう一つの国際空港モンテゴベイ、ナルド・サングスター空港からカンクンを経由して一旦メキシコシティ空港へ移動します。

FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
MBJ/TB0310/17:25/MEX/21:45/CUN/MX0310


メキシコシティからアカプルコまで国内線を使って空路約1時間で移動が可能です(東京〜大阪くらいですね)。
FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
MEX/AM0315/10:00/ACA/10:55/-/-


アカプルコからは1番の歌詞最後の目的地「モロッコ」へ向かいたいのですが、これがまた簡単には移動させてもらえず、一旦メキシコシティまで引き返して北米のケネディ国際空港経由でモロッコのムハンマド5世国際空港へ向かうことにしました。


なぜなら・・・


ここではMorning lightな時間帯のフライトを予約することが重要ですから、
前日にアカプルコから移動済みで翌朝の便を利用します。
更にMorning lightが出発地点なのか、到着地点なのか不明なため、メキシコを朝出発してモロッコに朝到着する便を選んでみました。

FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
ACA/AM0304/11:35/MEX/12:35/-/-

FROM/FLTNo/DEP.T/TO/ARR.T/Via/FLT
MEX/AA8212/10:10/CMN/07:45+1/JFK/DL7849


さて、楽曲的にはここでサビが展開します。
私的には「詩の物語(想像上の紀行文)は2番まで連続している。」と思っているので、バンコクがここで一足早く登場することにあまり意味は無いと考えています。

あくまでも旅の目的地はBangkokとして更に東へ移動を続けます。



(余談)
これは2008年現在のTimetableで作成しているわけですが、30年近く前の航空情勢がどうなっていたのか確認することは(今となっては)困難です。
現代版Passage to Bangkokとご理解ください。

・・・
それにしても、中米界隈は色んな国があるのは知っていますが(政治、政情、国交等々)、近そうに見えて移動がけっこう大変なんだなと感じました。


冒頭の画像は1番の歌詞の航跡です。
トロントからモロッコまでのvaportrailですね。
posted by snowdog at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 2112 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月23日

2112:Presentation

主人公は「さぁ、いかがですか?この素晴らしい芸術は!」と満悦に演奏を終えるのですが、そこで待っていたものは・・・



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2006年03月17日

2112:Discovery

何の疑問も持たずに2112年を生きる主人公。
しかし、非日常的なそれを見つけて彼の思考と感性はフル回転を始める。


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2006年03月08日

2112:The Temples Of Syrinx

2062年、惑星間の争いが終結するとシュリンクス寺院を中心とした連邦統治が始まる。貴き司祭たちによる平等な統治が・・・


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2006年02月09日

2112:Overture

イントロのSEが始まると血沸き肉踊らないわけにはいかない曲であります。


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2005年12月25日

2112(その世界)

2112とAyn Rand氏のAnthemの関連については以前ちょっと触れましたが、詩に詠われる背景というか私的に思うことをまとめてみます。
(仕事、早上がりしたから勢いでいってみよう)


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2112(アルバム)

今日は2112な年末です。
実は私的に縁遠い作品でして、聴いた当初、実はピンと来なかったアルバムでした。
大作2112の、所謂、組曲プログレ風味な場面展開が当時の耳には馴染みが無かったからかもしれません。「神々の戦い」が体験済みだった故に(そしてHemiのアプローチと楽曲がとても好きだったこともあって)尚のこととっつきにくかったのかなぁと今となっては思います。


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posted by snowdog at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 2112 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月08日

BILLBOARDから見た2112時代(1976)

今回は無言でいっときます。



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2005年09月21日

2112(Anthemとの関連)

2112という作品の妙味。
不思議なシンクロニシティなのか、残像のパッチワークなのか。
「2112」。RUSHらしい物語で締め括られる独特の救済感はロック(あるいは音楽)だからこその可能性を見事に引き出している。


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posted by snowdog at 10:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 2112 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月09日

2112(Ayn Rand)

2112をレビューするにあたり、Ayn Randというユダヤ系ロシア系アメリカ人作家の「Anthem」という作品を探索する必要があったわけです。
残念ながら「Anthem」は邦訳出版されていません。しかーし!


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posted by snowdog at 09:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 2112 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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