2004年11月30日

Moving Pictures(雑感)

メンバーにとってもエポックな作品であることには違いない。
そしてメンバーがノリノリな時代でもあり色んな思いと作風が交錯した濃密なアルバム。
どの曲も個性的で人気が高く、何と言ってもメンバーが気に入っているということ。
(観戦したVTツアーでは実に4曲もプレイしてくれました)、
それ!これからだ!という先制パンチとしてはあまりにも完成度の高い作品です、やはり。
凄ぇなMP。


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Red Barchetta(詩)

近未来な歌詞。しかしその近未来とは
1973年ラッシュが産声を上げようとしていた時代に
この作品Red Barchettaができる頃の未来(1982年)を描いたもの。「閃光のラッシュ」を自力で製作していた1973年です。

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2004年11月26日

Red Barchetta(曲)

MPの中で一番凝った造りになっていると思う。小山大山ありあり。
キャラ立ちしたギターリフがいくつも盛り込まれていて楽しい。
ニールのドラムは意識的に重たく力強くアレンジされているように感じる。

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2004年11月22日

Tom Sawyer(詩)

この曲はラッシュのテーマソング的な要素もあり、ちょっとおっかないですが・・・
いってみましょう。

カタカナ語として日々使われている言葉は先入観もあり、
その言葉の持つ意味やニュアンスが揺れて変化(=drift)したり、あるいは本来の意味を曖昧に(=mist)する場合があります。


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2004年11月19日

Tom Sawyer

Tom Sawyer の詩を眺めるに当り「トム・ソーヤの冒険」を再読しました。
古本屋で見つけた文庫本はラッキーなことに、小僧の頃に読んだこども文学仕様とは異なる大人向け翻訳で、訳者の豊富な語彙と薀蓄そして表現力によってとても楽しめました。スティーブン・キングの「スタンド・バイ・ミー」みたいなもんだったかなぁと、いい加減な先入観を持ちながら望んだのですが、こんなにもド派手でスリリングで優しい内容だったのかと驚きました。

最初の内は、詩の背景となるようなプロットが潜んでいないかと神経質な読書を開始したのですが、第1章を読み終わる頃には馬鹿馬鹿しくなり、
「読み進むうちにゃ、オイラはすっかり ミすシッピの辺(ほとり)ってことよ。」(友人ハックの語調)
いや、本当に面白い!続編シリーズにも手を伸ばしたくなった。


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2004年11月15日

Tom Sawyer(曲)

全音符。気持ちイイぃ。
チョリュゥ〜〜〜〜〜〜〜ピチピチチチチというSE的なアナログシンセも時代を感じて何とも。

ニール師匠のバスドラ増殖パターンが効果的なAパターンの大きさがグーです。
増殖(あるいは減少)パターンはドラムを含めアンサンブル全体で散見されるラッシュの十八番。
フレーズであったり、ドラムだけであったりと遊びともとれるラッシュサウンドの楽しさでもあります。
本作ではニールのバスドラだけが担い、Aパターンの単調さを打ち消すよう効果的に導入されています。


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2004年11月10日

Limelight(詩その2)

2つの言葉の微小な差異に、現実の大きな落差を乗せています。

those who wish to seem (カッコよく)見られたいだ!という人にとっては
those who wish to be  なるんだ!という人は

見られたいということは「まだ見られていない」ということですから
憧れの的になりたいんだったら、それはそれ、そう思うのもよし。
それは universal dream だから。


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Limelight(詩その1)

純粋なプレイヤーであるが故に、あるいはありたいが故に
ショウビジネスへの疑心が強いのかもしれません。
それでもプレイすることの意義やら信念やらを我々に向けてくれることに感謝します、ニール師匠。


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2004年11月09日

Limelight(曲)

現在、私の1番好きな曲であります。
VTツアー観戦時に周囲に訝られながらデカイ声で歌った記憶が・・・

キャッチーなリフといい、計算された変拍子の紡ぎ方といい、
アレックスのベストソロと言いたい叙情的なギターソロ。
ポップなメロディに、ニールの匠プレイに足鍵キーボードのカウンターメロディと
盛り沢山の名作です。


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The Camera Eye(続報)

友人から横槍が入りました。
「なんで、雨が降ってるのに洗濯物が干してあるんだよ?!」

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2004年10月28日

The Camera Eye(詩その2)

なんだか、
ニューヨークとロンドンというよりも、
U.S.AとU.K.の対比なんだなという気もしてきました。

前段でGreen and grey にひっかかると記しました。
個別の色の意味やら、両国の俗語などなぞってみましたが
これといって、ピンとくるものがありませんでした。
(緑は若さだとか、灰色はヘロヘロだとか
 ・・・指輪物語にこの言葉が出てくるとか←飛びつきそうですが・笑)

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The Camera Eye

どうにも胃がモゾモゾしてしょうがない。
2番の歌詞にまだまだ何かあるような気がしてならない。
green and grey も 意味含みのようで
・・・も少し眺めてみよう
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2004年10月27日

The Camera Eye(詩)

Camera eye とは文字通りカメラを通した映像描写でありますが、
(よくカメラ好きサイトのタイトルになってます・・・)

米作家ドス・パソスがその先駆者とも言われる多元的構成の著述手法のことも指し、詩にもそれは使われるそうです。
「多元的」とは、断片的なプロットがコロコロと展開する内容であるという意味です。


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2004年10月26日

The Camera Eye(曲)

中々、歌が始まらない曲好きです。
個人的に出かける時のテーマソングになっているのは、
神話大全ビデオの導入映像(ステージのセットアップ風景)の影響でしょうか・・・
車を運転する際、ついついアクセルを踏んでしまう展開に気をつけましょう。


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2004年10月19日

Vital Signs(曲)

その後に展開するラッシュのエッセンスが詰った作品。
ゲディの非凡ぶりが炸裂するベースライン、
アレックスの(正に)切れ味鋭いカッティング。
ニールのアグレッシブなドラムパターン。
シンプルで何気無いような小曲にラッシュサウンドが広がる。

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2004年10月15日

Vital Signs(詩)

散文的な言葉やフレーズによるパッチワーク。
唯物論がそこにあるのではなくて・・・
とりまく(あるいはとりまかれる)出来事は心情的というよりも、
もっと感覚的で純粋な反応によって吸収される方が、ある意味自然なのだから、
複雑に考えて混迷した結果、見せ掛けの箍に填らないように行こうよ。
・・・それは生きている証(=Vital Signs)。

お気に入りの一節
-----------------------------
 状態にとらわれるな
 勇気ある信念が、
 夢を現実のものへと引き寄せるだろう
-----------------------------


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posted by snowdog at 10:58| Comment(0) | TrackBack(1) | Moving Pictures | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月07日

YYZ(3)

シンセの間奏がこの曲のツボでもあり、4:24という短い曲を名作に昇華させている。
グラミー賞ノミネートというのは伊達ではない・・・

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2004年10月06日

YYZ(2)

興奮の散開パターンでは、謎のギターリードとゲディの新たなパターンが絶妙に絡み合い、
ベースとドラムのフィルイン掛け合いになだれ込む。

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2004年10月05日

YYZ(1)

ラヴィラ以来のインスト作品、見事に炸裂!
ラッシュを代表する名曲。そのイントロの拍子とは・・・?

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2004年10月04日

Witch Hunt(詩)

詩です。
言葉少なげであるのに切れ味鋭い。
韻がメロディと絡み合ってそのオドロオドロしさを増強。

オープニングは静かな情景描写に始まり
遠くから低い怒号が聞こえてくるよう

狂った人々の内面を冷静な言葉で表現することで
その狂気の度合いがいかに深いのか伝わってくる。

お気に入りの一節
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 判断を下すのは早く
 怒るのも早いが
 理解するのは遅い

Quick to judge,
Quick to anger,
Slow to understand 
------------------------------

「恐怖」三部作はどんな関連があるのだろう・・・
アルバムを跨ぐ3作の詩は先にあったのだろうか・・・
・・・なるほどRUSH FAQによるとスケッチは先にあったんだな。

VTのFreezeが第四部扱いの展開を見せているが
どう繋がるのだろう・・・後で見てみよう

歌詞全文
posted by snowdog at 10:20| Comment(0) | TrackBack(0) | Moving Pictures | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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