2007年05月05日

The Main Monkey Business

丸焼きしたSnakes&Arrowsを携帯電話に突っ込んで移動しながら聴いています。

これほどまで貪欲に「聴きたい」「聴き込みたい」と思ったアルバムはかつてあったかなぁ。
(RUSH以外も含めて、しかし---RUSHだから---は否定できない。)

いかがわしい業(猿業?)と冠されたこの曲を聴いているとRUSHが何を刻もうとしてるのか最早到底考え及ばない。唯、そのスケールと純粋さとヘンテコさに圧倒されるのみだ。

ジプシーソングのような無国籍な調べはRUSHならではの不思議な聞き覚えを錯覚させてくれる。

(HOPE,The Main Monkey Business,We Hold On はかなり意図的にジプシーフレーバーを含ませていると思う。あと、Far Cryのイントロパターンも香るなぁ、私的に・・・そして、今打って気がついた。この4曲が聴き始めた現在のお気に入りであることを。)

Alexの百色ギターがVTからの発展的アプローチで気持ちいい。全体がギター的に凝った造りであるのは事実なのだけど、ここまで惜しげもなく繰り出されると、別のギタリストかとさえ思う。

アルバムの曲によってギターのアンサンブルタッチが違うのは大好きなのだけど、RUSHの歴史では珍しい(というより初めて?異色を放つと言う意味ではT4EのRegistなど散見できなくもないけれど・・・)。

Snakes&Arrows の彩色について思うとき、
「弾けるAlex」を特筆しないわけにはいられない。
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2007年05月03日

第一印象的な感想

まずインストの楽曲が3曲だったことをお詫びします。
そしてこの3曲の楽曲がどれも素晴らしいということを書き添えなければなりません。
(HOPE、いいな。Lerxst Lifesonいいぞ!)

FAR CRY を聴いて感じたことはアルバム全体に楚々としかし力強く流れていた。
地下水脈のように目に見えず清らかで、しかし超純水とは違うミネラル豊富な流れ。

ジャンルが不明な(RUSHとしかいいようのないその彩色)彼らの音楽がここまで精神性を顕にした作品。
演奏力と編曲力へ注がれた精神性はアルバムジャケットとも相まって当然(決して結果的ではない)として傑作に出来上がっている。

「完成度が高い」という言葉が乾いて見えるほどのこの新鮮な重合(安直な表現ならチームワーク)は、
3人の枯渇しない芸術性とユーモアの賜物であり、
RUSHが時間に左右されないことをまたも証明してしまった・・・。

3人による各楽曲のRUSH化は、「FEEDBACK」を接点として「閃光のRUSH」から「Vaportrails」が1つの大きな輪に成ったように思え、本作「SNAKES&ARROWS」はその輪の上をクルクルと回っているように私には映る。Sphereである原子上を円運動する電子。

RUSHが歴史として放ってきた変化・進化というエネルギーは、方向性になど囚われていなかったことを思い知らされた。
(一ファンなぞには分からない方針なるものがあるように勝手に思いこんでいただけで、作品群が一直線上にあるという思いこそが浅薄だったと・・・)

・・・
メロディラインの持つ安息感は初期のアルバム(「夜間飛行」「鋼の抱擁」「2112」「フェウェル・トゥ・キングス」)に含まれる小曲の香りを持っているし、もっと昔の(ニールが言うところの60年代の)香りも確かに持っている。
それがカラーではなく香りであるところが本作の特徴的な結実であると思う。手法としてではなく精神的動機によって織りなされているということが・・・

感想を印象派的に修辞しているのでとりとめもない。
Geddyが言うように本作を説明するのは難しい。

友人の言葉を思い出す。RUSHの曲をプレイしようとするときの演奏者側としての発言。
「最近のアルバム(Presto以降の話し)の曲は以前のものに比べて難しいよ。」
尊敬するベーシストである彼の発言は、どんなにこけてもYYZをプレイすればRUSHのカバーをやっているのは伝わるけど、
最近の曲を再現するためにはRUSHのグルーブ(キャリアや精神性だと思う)が不可欠で俄かコピーでは太刀打ちできないことに言及したのだった。

本作はそれの究極であるとともに、その逆な部分も持ち合わせた不思議なアルバムであるように思える。
キーワードである「Spiritual」が前面に出ているから、曲に牽引されるプレイができるような気がしなくもない。
演奏をしようとすればするほど精神性を感じられるような気がする。

spiritualize us
あり得ない予測も当たらずとも遠からずだった。
傑作というよりも名作がふさわしい。

このアルバム、爆発的なセールスを記録しそうな予感・・・
(実際、今見てみるとamazon.comのBestsellersで2位に位置してる!)
amazon070503.JPG
ジャンルなどどうでもいいことだけど、RUSHをプログレと呼ぶことに否定的なプログレファンにとっても
好印象な作品だと思うし、郷愁漂うメロディは幅広いロックリスナーに受け入れられると確信せざるを得ない。

そして多くのRUSHファンがKOされること必至。
posted by snowdog at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | Snakes&Arrows | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

きましたね

VTもFBも引きずって、嬉しいです。
2軒目でもRUSHでした。
posted by snowdog at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月02日

蛇というキーワード

と言う前に・・・
まだ聴いてないんですが

インストが2曲も入ってる!
中ジャケ凝ってるなぁ・・・

ん!ん!?
CD盤のデザインがウラボロスじゃないか!


ニールのライナーも読みごたえありそうだ。
楽しみだ。


食前酒にしては効くなぁ。ハハ
posted by snowdog at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

SNAKES&ARROWS

img226.jpg仕事帰りに入手しました。


これからハードロック好きなマスターの居酒屋でon air してもらいます。
(もちろんRUSHファン)


帰れるかな・・・



HMVはちゃんとS&A特設コーナーがありました。
エライ!


手に入れた皆さん、今晩は新譜を堪能しましょう!
posted by snowdog at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

HMVは好きだ

壮観です
5段RUSHです。
posted by snowdog at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月04日

Far Cry 私的展開

新手のプロデューサーのお陰だろうけど、音の色合いが今までに比べてガラリと変わっていることに驚いた。
そして、この曲を聴いているとRUSHの「まさか・・・」を予感させなくもない。

聴いてみて不思議な新しさを感じていました。
何度か聴いて覚えたことは、出音のバランスと解け合わせ方が今までに無いパターンであるということ。

「何だろう」を携えて聴きこむと最初に印象的だったのはバスドラの音がタイトで大きいということ。(マイク・ポートノイっぽくもあり・・・)

次にハイハットのトーン処理が今までに比べて軟質で音圧が薄いこと。
ニール師匠の13インチハイハットは、音程が高いその特徴からパーカッシブに使われることが多くて、アクセントフレーズでその気持ちよさを発揮します(Time Stand Stillの7拍子で奏でられる間奏などは好例)。

通常の14インチに比べて減衰が早くオープン→クローズの反応(音のキレ)が高速なのはニール師匠の好みでしょうし、駆使の仕方はニール色と言っていいかもしれません。

軟質というのも説明が難しいのですが、この「FAR CRY」においては、録音マイクの立て方すらいつもと違うのではないかと思えなくもないです。ハットの打面に対して大きな角度(感覚的には垂直に近いような気もする)で音を拾っているように感じるのですね。

今までのオープンからクローズへの移行音はもっとトレブリーで、「シャー」という摩擦干渉音が、オーバードライブさせたギターのように1つの音色になっていました。
新曲ではそのザラつき感が少なく、柔らかい音になっています。


しばらく聴き続けるとバスドラが大きいのではなくて、バスドラを除くドラム全体がアンサンブルの中に溶け込んでいる感じです。

フィルイン時には全体音の中からタムが湧き上がるように姿を現しますよね。まるで穏やかに波打つ水面から突然と白波が立って、元の水面に戻っていくかのように。

・・・
この曲を聴くと「念入りにミックスダウンされているな。」と唸ります。今まで以上にというべきでしょうが、どこか質が違うように思えるのですね。

アルバムのリスト(曲名群。期待膨らむタイトル満載・笑)とジャケットデザインを見ると「まさか」ついに曲によってアンサンブルアプローチが異なっているアルバムになっているかもしれない、とそんなことが頭をよぎる「Far Cry」です。

(歴史からすればあり得ないのですが、RUSHの変化はいつもファンの予想を超えています。そんな私的な期待と言えばいいのでしょうか。カッコいいだけでなくこんなにも洗練されていて、3人の十八番プレイが余さず織りなされている曲に胸躍らないわけがありません。来るぞ強烈なRUSHが、と)
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2007年03月16日

FAR CRY

かっこいい聴いてみました。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
かっこいい!

音楽が明るくなるような予想をしていたのですが、
ここまで突き抜けるとは想像を超えていました、RUSH。

RUSHフォロワーバンドが号泣しそうな導入のタイトなリフと変拍子。
疾走感といいますか、クルージングといいますか、
車の運転中には注意が必要な感じの曲です。

でもですね、若さというかやんちゃなドライブ感で走りきらずに、
独特な空間を持った「落とし」への展開など、

もしかしてインスト?
と思わせるようなスリリングな抑揚で聴衆を惹きつける編曲力と不思議な精神性はリアルRUSH(現時点的に究極化するRUSH MUSIC or SOUNDの顕在)ならではの醍醐味です。

・・・
私的に特筆したいのは緻密なリフに乗っかったメロディラインですね。

FEEDBACKへの挑戦が巧い具合に生かされているように感じずにはいられません。

メロディの懐かしさというか優しさが、前時代的な安息を持った旋律とハーモニー(コーラス)が強烈なバッキングの上にあるということです。
(逆にバッキングはヘンテコなのに歌の聴き心地は妙に安心できる、みたいな)


・・・
実はVTから5年が経とうとしているわけで、
孤高だとか無類のとか言われ続けたRUSHでありますが、

「FAR CRY」を聴くとRUSHが既成の音楽ジャンルに全く分類できない域に達した感があります。

到達というよりも、R31だからこそできる現時点的音楽観の具現とでもいいますか・・・

アルバムの発売が待ち遠しい限りです。
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2007年03月14日

Hear "Far Cry" on the radio on Monday, March 12!

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THE WAIT FOR "FAR CRY" IS OVER

No longer hear just a snippet of "Far Cry." Starting March 12th, you can hear "Far Cry" on the radio! Contact your local stations and ask them to play "Far Cry"! You can also hear the song in its entirety on Rush.com.

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WIN A 30TH ANNIVERSARY LEATHER TOUR JACKET

The Rush Backstage Club has just announced a fantastic contest for the month of March. Some lucky person is going to win a 30th Anniversary Tour leather jacket! This jacket retails for $500 USD so get your entry in now. Just visit http://www.rushbackstage.com and click on the contest banner at the top of the home page. Good luck to everyone!

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2007年02月15日

New Album Release Date

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The new album - Snakes & Arrows - is due in stores on May 1st!

Go to http://www.rush.com after 8pm Eastern Standard Time to hear a clip from the single "Far Cry."

Summer Tour details will be available soon. Stay tuned to Rush.com for the latest information.

http://feature.atlrec.com/rush

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ついにキタ!
posted by snowdog at 14:14| Comment(1) | TrackBack(0) | Rush.com mail | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする